スズキ、インドネシアでの四輪生産累計300万台に

スズキは17日、インドネシア子会社のスズキ・インドモービル・モーター(SIM)が四輪車生産で累計300万台を達成したと発表した。16日にSIMのチカラン工場で記念式典を催した。生産開始は1976年で、300万台到達までに46年9カ月を要した。インドネシアはスズキにとって主力のインド以外で主要な海外生産拠点の一つ。
SIMが累計300万台を達成したのは2022年12月6日。300万台目はチカラン工場で生産された小型乗用車「エルティガ ハイブリッド」だった。SIMの瀬崎真悟社長は記念式典で「スズキの社是『お客様の立場になって価値ある製品を作ろう』に沿い、インドネシアと輸出先の顧客に満足してもらえる商品をこれからも提供する」と話した。
SIMはスズキが94.9%を出資し、現在は1970年に二輪車生産から始めたタンブン工場で商用車「キャリイ」などを、2015年稼働と新しいチカラン工場でエルティガなどを生産する。四輪車の年間生産台数は13万4000台(21年度)で、従業員数は約4000人。
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