岐路に立つ東北の伝統工芸 次代につなぐ試みも次々
データで読む地域再生 東北
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地域の産業史を鏡のように映す伝統工芸が岐路にある。特色ある工芸が根付く東北も技術を受け継ぐ職人や生産額の減少傾向が続き、環境は厳しい。ただそうした中でも、各地で次代につなぐための試みが広がる。販路開拓に加え、伝統とニーズの変化をどう融合させるかが存続のカギを握っている。
秋田県指定の伝統的工芸「秋田銀線細工」の工房、矢留彫金工房を女性3人が秋田市中心に立ち上げたのは2019年8月だった。県認定工...

人口減少、産業活性化など課題解決に取り組む地域の姿を「データで読む地域再生」として掲載しています。これまでのテーマはこちら