茨城・鹿嶋市と神栖市、初の洋上風力セミナー開催
茨城県鹿嶋市と神栖市は17日、地元企業向けに洋上風力発電セミナーを開催した。2024年に鹿島港が基地港湾として稼働するのを前に、建設プロジェクトが進む千葉県銚子市沖の洋上風力発電事業の概要や鹿島港での施工内容などに関して説明した。市は地元地域の事業者の参入を促す狙い。

22年12月に鹿嶋市が定めた「鹿嶋市洋上風力発電推進ビジョン」に基づく事業の第1弾。地元の建設・運送事業者や商工会関係者など230人が参加した。国土交通省や三菱商事洋上風力(東京・千代田)、中部電力傘下のシーテック(名古屋市)が基地港湾の工事の進捗や銚子市沖の洋上風力発電の事業概要について紹介した。
鹿島港ではまず、銚子市沖の事業において、資材の調達や部品などの港湾内での輸送に地元の事業者が参入できると期待が高まっている。その後神栖市沖での風力発電所の形成などを含め、洋上風力を新たな地域の主力産業にする狙いだ。
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