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深夜の地震、食器や外壁が散乱 宮城・福島で震度6強

16日午後11時36分ごろ、宮城、福島両県を最大震度6強の地震が襲った。通りには建物の外壁が散乱し、飲食店では棚からビンやグラスが落ちて砕けた。行政職員は深夜に緊急登庁し、情報収集に追われた。

仙台市内

東北有数の繁華街、仙台・国分町では飲食店の棚からボトルが次々と落ち、床は割れたガラス片で埋め尽くされた。「とにかく逃げて。外に出て」。雑居ビルにある飲食店では店員が大声で客に避難を呼びかけた。

表通りには屋内から逃げてきた飲食店の店員や客があふれた。携帯電話で「津波が来るから逃げて」と家族や知人に連絡する姿が目立った。

仙台市役所の本庁舎は地震後、1~3階の床が水浸しになった。大きな揺れで水道管が破損し、水が漏れ出したとみられる。

宮城県や仙台市はそれぞれ午前2時から緊急会議を開き、対応を協議。仙台市の青葉区役所にある災害情報センターにも職員が集まり、情報収集などに追われた。

福島市内

「危うく棚の下敷きになるところだった」。福島市中心部のバーの男性店主はこわばった表情で振り返る。

発生時の店内にはおよそ10人の客がいた。最初の揺れで店主が避難準備を呼びかけた直後、2回目の大きな揺れに見舞われ「逃げてください」と大声で避難を促した。その後も余震が断続的に続いた。

店は2021年2月の福島県沖地震でも、酒瓶や食器が落下し、破損するなど大きな被害を受けた。「今回の被害はそれ以上。もうやってられない」。店主はため息まじりに口にした。

JR福島駅に近い通りでは、ビルからはがれ落ちたとみられる外壁などが散乱していた。周辺には警察官の姿もあり、立ち入りできない状況になった。

福島県郡山市

福島県郡山市では地震発生後、ビルの火災報知機の作動音が外まで響くなど騒然とした雰囲気に包まれた。

郡山市は2021年2月にも震度6弱の地震に襲われ、建物などに大きな被害が出た。マンションから出て、周囲の様子をうかがっていた高齢者の女性は「外壁や廊下の壁の修理をしている最中にまた地震が起きた。せっかく直した場所がまた壊れてないだろうか」と不安そうに語った。

(村田和彦、黒滝啓介、渡辺絵理、南畑竜太)

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