長野・松本の競技場、陸上向けに特化 県が基本設計
長野県は16日、建て替えを予定している松本平広域公園(信州スカイパーク)陸上競技場(長野県松本市)の、基本設計を公表した。サッカーを開催することは想定せず、陸上競技向けに特化することで、客席の臨場感を高める。

客席は約1万5000席を用意しており、うち約7000席が屋根付き。走り幅跳びや棒高跳びをするレーンの位置や、スタンドの勾配などを工夫することで、競技を見えやすくする。
競技場は周囲の風景と一体化するような、特徴的なデザインとした。周りの景色を楽しめる展望デッキや、展示や物販などのイベントが開催できる広場も設置する。
事業費は約130億円。2022年度に現在の競技場を取り壊し、25年度の完成を目指す。28年度に長野県で開催する国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会では、陸上競技のほか開会式・閉会式の会場となる予定だ。