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ジェトロの伝統工芸品輸出支援 21年度は群馬から10社

日本貿易振興機構(ジェトロ)群馬貿易情報センターは16日、伝統工芸品の電子商取引(EC)による海外輸出を支援する2021年度の事業「TAKUMI NEXT(タクミネクスト)2021」に、群馬県内から10社が採択されたと発表した。同センターは今後、商談などをサポートすることで各社の海外需要開拓を手助けする。

採択されたのは、だるま製造の今井だるま店NAYA(群馬県高崎市)や、今井だるま本舗(同)、手拭い製造の中村染工場(同)など。同事業における群馬県企業の採択数は20年度比で3社増えた。

ジェトロ本部の発表によると、茨城と栃木の両県からはそれぞれ3社が採択された。ジェトロ本部は群馬県内の採択企業数を9社と発表したが、タクミネクスト2021ではシンガポールで行うポップアップストア(期間限定店)での試験販売へだけ参加する群馬の企業が1社ある。このためジェトロ群馬では10社と発表した。

新型コロナウイルス禍を背景に、21年度には同事業への応募者数が379社(前年度は180社)と2倍以上になった。21年度の全国の採択企業数は150社以上(20年度は121社)だった。ジェトロ群馬の柴原友範所長は「競争が激しくなるなかで(当県から)10社が採択となったのは、群馬の伝統工芸品の可能性を感じる」とコメントした。

ジェトロは「日本らしさ」や「匠(たくみ)の技」といった特徴を持つ中小企業の輸出を支援するタクミネクストを19年度に開始した。21年度の事業では、まず16日に海外のバイヤー向け専用サイトを開設。このほか、22年2月にかけて、海外の各市場に精通した専門家による各企業向けアドバイスなどを行っていく計画。

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