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埼玉・三郷の下水処理施設、新システムで温暖化ガス削減

埼玉県は県の下水処理施設「中川水循環センター」(同県三郷市)で2021年11月に稼働を始めた最新鋭の環境配慮型水循環システムを公開した。汚泥処理の効率化により、県内の下水処理に関する温暖化ガス排出量を従来より6%程度削減した。処理過程で発生するガスを使った再生可能エネルギー発電も可能になった。

中川水循環センターに導入したシステムは高さ約26メートルの汚泥消化タンク4基と高さ25メートルのガスタンク2基、バイオガス発電機が4基で、県と民間の事業共同体が整備した。

県によると、下水から生じた汚泥を処理タンクに入れると、微生物分解によって処理する汚泥の量が半減する。さらに汚泥を減少させる際に発生するメタンを主成分とするバイオガスを使い、汚泥を焼却することができる。

残りのバイオガスでつくった再生可能エネルギーは民間などに売電する。年間発電量は925万キロワット時で、一般家庭2100世帯分に相当するという。

県内では9カ所の水循環センターがあり、下水を処理している。下水処理関連の温暖化ガス排出量は年間約27万トン。新設備の稼働により、年間計1万7千トンの温暖化ガスを削減できる。大量の温暖化ガスを排出する下水処理の「脱炭素化」は喫緊の課題で、県は今後も環境負荷の低減を検討していく。

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