石川・野々市市、金沢工大発のSDGs教材会社と協定
石川県野々市市は16日、金沢工業大学発スタートアップでSDGs(持続可能な開発目標)教育支援などを手がけるLODU(野々市市)と、持続可能なまちづくりについての協定を結んだ。市はすでに金沢工大と若者の市政参画と教育学習支援で連携しており、同社を加えた3者の協力でSDGsの推進につなげる。

LODUは2021年設立。SDGsのワークショップなどを企画した大学院生5人が立ち上げた。ゲームの要素を取り入れた「ゲーミフィケーション」教材が強みで、さまざまなカードゲームの実績を持つ。協定を機に市の若手職員、学生らをまじえた新たな活動を計画中だ。
粟貴章市長は「協定によって学生の立場から、企業の立場で市政に参画することになる。産学官連携でSDGsの推進ができる」と話した。
LODUの島田高行代表は「企業や自治体などをつないで、加速的にサステナブルなまちを作り上げたい」としている。