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群馬の市町村へ供給済みワクチン、在庫は4割 県調査

新型コロナウイルスのワクチン供給に関して、群馬県は県内の市町村におけるワクチンの在庫量を調査した。県内に供給された約125万回分のうち、約4割が未使用で保管中と明らかにした。在庫状況や今後の供給予定を考慮すると、予定通り「11月末までに希望する全県民への接種を完了できる」(山本一太知事)との見通しを示した。

4日時点の状況を調査した結果によると、これまで県内の市町村に供給された米ファイザー製のワクチンは125万3655回分。うち38.8%に当たる48万6419回分が今後の接種に向けて保管中だった。53.7%に当たる67万3327回分は既に使われていた。

市町村が所在を把握していない不明分が9万3909回分(全体の7.5%)あった。県によると、医療従事者に接種されながら記録されていない例や、個別接種用に医療機関へ供給した分の結果が一部市町村へ届いていない例などが考えられるという。「市町村に供給されていることは間違いない。今後も調査を続ける」(新型コロナワクチン接種推進局)としている。

ワクチン不足問題を巡り、山本知事は5日に上京して内閣府で河野太郎規制改革相と面会し、安定供給を要望した。この際に河野氏から、政府の供給実績を踏まえると県内に一定量の在庫があるはずなので調査してほしいと要請を受け、県として調べていた。

県はワクチン在庫調査の結果を踏まえて今後の接種見通しを明らかにした。政府から示された米ファイザー製ワクチンの供給予定量は従来より減るものの、県は米モデルナ製ワクチンの供給を受けて太田市と高崎市の2カ所で県営の接種センターを運営している。県と市町村を合わせると8月の接種能力は1日当たり約2万3千回と、6月下旬と同程度の接種が可能という。

さらに、市町村へ供給済みワクチンの約4割が保管されていることを踏まえると、12歳以上の全県民のうち接種を希望する人(約8割と想定)すべてに11月末までに接種を完了できる見通しという。

県によると、県全体のワクチン接種率(1回目)は35.25%(14日時点)。全国平均(31.49%)を上回っており、都道府県別では20番目に高い。関東ではトップという。15日の定例記者会見で山本知事は「(感染拡大が進む)東京に近くてリスクの大きい関東で最も早く接種が進んでいるのは重要なこと。希望する全県民への接種を1日も早く完了できるよう全力を尽くす」と話した。

(前橋支局長 古田博士)

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