栃木県、警戒レベルを引き上げ 「県民割」は維持

栃木県は15日、新型コロナウイルス感染症に対する県の警戒度を1段引き上げ「レベル2(警戒を強化すべきレベル)」にすると発表した。新規感染者数が前週比2倍で推移し、病床使用率も2割を超えたことから、拡大期に入ったと判断した。16日から適用する。
県民に対し行動制限は設けない。近隣県にも対象を拡大している観光促進策「県民一家族一旅行」についても、8月末まで実施する方針を維持する。
感染防止対策では、会食時に2時間を目安にすることを求める。感染不安のある人向けの無料検査を16日から再開する。
福田富一知事は15日の記者会見で「第7波はより感染力の高い(オミクロン型から派生した)BA.5が主流になり、第6波のピークを越えて拡大しそうだ」と述べた。県民へ改めて対策の徹底を求めた。
県は6月25日に警戒度をレベル1に引き下げており、3週間での再引き上げとなった。

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