北陸電力系、電柱の位置情報サービス 工事関係者用
北陸電力グループの北電情報システムサービス(富山市)は15日、3月から電柱の位置情報検索サービスを始めると発表した。米グーグルの「グーグルマップ」上に北陸3県の70万本以上の電柱の位置を示す。配電や通信関連の工事を手掛ける事業者や、自治体などの利用を見込む。

サービスは「北陸でんちゅうサーチ」の名称で始める。工事関係者が周辺に目立った目標物がない電柱を探す際などの需要を見込む。グーグルマップの「ストリートビュー」の機能も合わせて使えば現地の実際の様子を確認することができ、工事時に警備員が必要かといった判断もできる。
料金は初期費用が2300円で、ID1つあたり月額2300円。同社は北陸の各県にある電気工事工業組合の加盟事業者数である計700~800者が潜在的な顧客とみる。地域の安全確保のために電柱にカメラなどを取り付けるケースも増えており、設置工事の需要も増えると判断している。