トキエア・新潟の挑戦まとめ読み AOC申請を正式発表

新潟空港(新潟市)を拠点とする地域航空のトキエア(同)は1日、国土交通省東京航空局に航空運送事業の許可(AOC)を11月30日に申請したと正式発表しました。国内線の新規参入が実現すると、大手航空傘下や外資系を除けばフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)以来、14年ぶりとなります。連載企画「トキエア 新潟の挑戦」では、トキエアが地域経済にどんな役割を果たすのか、探っています。
第1部 官民で経済浮揚
新潟経済界や県は、トキエアをテコに路線拡充や大型ショッピングモール誘致などを進め、「オール新潟」で新潟空港(新潟市)や佐渡空港(新潟県佐渡市)を軸にした経済活性化に取り組みます。人や物の動きを活発にし、多くの人々や企業から「選ばれる新潟」を目指します。地域をつなぐ「令和の北前船」の役割を担います。

第2部 空目指す連合軍
フランスから11月5日、初号機となる機材が新潟空港に到着しました。安定運航を支える人材、資金、そして機材。操縦士や客室乗務員・整備士は実機訓練に入り、初フライトに備えます。経営幹部には内外航空の経験者を据えました。長谷川政樹社長は「すべての会社のいいとこ取りで運営する」と語ります。

初号機、新潟空港に到着
新潟県の花角英世知事は11月6日、長谷川政樹社長と初号機を視察しました。花角知事は通関手続きを終えたばかりの機内に入り「座った感じは広く、前の席との間隔がある。荷物棚も機能的だ。快適に乗れる」と話しました。
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