朝日印刷の22年4~9月期、純利益4%増 内製で費用抑制
朝日印刷が14日発表した2022年4~9月期の連結決算は、純利益が前年同期比4%増の9億4300万円だった。印刷包材事業は新型コロナウイルス禍による行動変容で化粧品包材などが伸び悩んだが、内製化による費用の抑制が寄与した。包装ラインや包装機械の企画・納入事業が好調だった。

売上高は5%増の198億円、印刷包材事業では、医療用医薬品向けで添付文書の電子化が進み前年同期の実績を下回ったほか、OTC(一般医薬品)向けも減少した。
通期(23年3月期)の業績は売上高が前期比4%増の405億円、純利益が1%増の18億円と従来予想を据え置いた。債務超過に陥ったと発表した日医工については「トップクラスの顧客」(同社)とした上で、個別の顧客のことはコメントできないとした。