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FDA、バイオ燃料でチャーター便 静岡ー名古屋間

フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は16日、バイオジェット燃料を使ったチャーター便を初めて運航した。静岡県牧之原市の静岡空港を出発し、富士山上空を遊覧して愛知県営名古屋空港(小牧空港)に着陸した。温暖化ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」などにつながる持続可能な航空燃料として、定期便などへの導入も検討する。

チャーター便は午前11時半に静岡空港を離陸し、学生や航空業界の関係者ら約80人を乗せて約1時間運航した。バイオ燃料はユーグレナが使用済みの食用油などで製造する「サステオ」を使い、既存の石油系燃料に約1割混ぜて使用した。

輸送業界でSDGs(持続可能な開発目標)への関心が高まる中、FDAの担当者は「定期便を運航する航空会社がユーグレナ製のバイオ燃料を使い運航するのは初めて」と話す。

名古屋空港で記者団の取材に応じたFDAの楠瀬俊一社長は「今回のフライトデータを検証し、できるだけ早い機会に、コンスタントに皆様にお乗りいただける形にしていきたい」と述べた。

ユーグレナの出雲充社長は「現在(バイオジェット燃料)は1リットルあたり1万円とコストがかかる。生産量を拡大してコストを下げ、政府の支援も得られれば、より使いやすくなる」と語った。

今後、他のチャーター便や定期便へのバイオ燃料の導入も検討するが、コストの高さが課題になる。早期普及には二酸化炭素(CO2)排出をコストととらえて価格をつける仕組みの導入や財政支援など政策的な後押しが必要になりそうだ。

FDAを傘下に置く鈴与グループは2021年から、ユーグレナと脱炭素社会に向けた取り組みを進めてきた。

鈴与商事(静岡市)の宅配水の配送車両のほか、国内輸送事業を手がける鈴与カーゴネット(同市)が異業種メーカーと共同運行する車両にサステオを先行して導入した。グループの主要事業である輸送業を中心にバイオ燃料の導入を拡大し、SDGsを推進する。

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