日医工・田村社長退任　拡大路線、品質不正で業績悪化

日医工の田村友一社長（60）が退任することが決まった。2000年に父の後を継いで社長に就任し、M&A（合併・買収）を進めて企業規模を拡大した。品質不正が発覚して21年には富山県から同社が行政処分を受けて、責任を問う声が出ていた。後任は未定で、23年春に決定する。

「第三者割当増資の払込完了日をもって、社長を退任したい旨の申し出があった」。14日に日医工が発表した広報資料には、こうした文言が盛り込