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成田空港、旅客施設集約や新貨物地区 将来像取りまとめ

成田国際空港会社(NAA)が学識者や千葉県、周辺市町と空港の将来像を議論してきた「新しい成田空港」構想検討会は14日、都内で開いた5回目の会合で中間取りまとめ案を示した。3つに分かれた旅客ターミナルの集約や新貨物地区の整備などが骨子で、了承が得られればNAAはこれを踏まえて23年度から具体案の検討を進める。

旅客施設はワンターミナル化で効率性や利便性を高めるとした。航空貨物は空港と近接した新たな地区で取り扱い無駄のない物流を目指す。このほか、鉄道やバス、道路網といった空港アクセスの改善、周辺地域との共生やまちづくりでの連携強化を主な柱とした。

NAA側は新たな旅客ターミナルについて第2旅客ターミナルの南側、新貨物地区はB滑走路とC滑走路の中間地点を有力な候補地としていることも示した。委員長で運輸総合研究所(東京・港)所長の山内弘隆委員長(一橋大学名誉教授)は「次の成田空港について一定の方向性が出せた」と述べた。

検討会は既存滑走路の延伸や新滑走路の整備による成田空港の機能強化計画が動き出したことを踏まえてNAAが設置。航空や運輸に詳しい学識者を中心に、国土交通省や県、空港のある成田市、周辺の芝山町、多古町で構成し、2022年10月から1カ月に1回のペースで議論を続けてきた。

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