住友不動産、東京・羽田の施設で免税品を海外直送

住友不動産は羽田空港近くの大型複合施設「羽田エアポートガーデン」(東京・大田)で、インバウンド(訪日外国人)が購入した免税品を海外に直送するサービスを期間限定で始めた。韓国・台湾・香港の訪日客を対象に19日まで実施する。住友不動産によると東京都内でのサービス実施は初めてという。
「海外直送制度」のサービスは観光庁の制度を活用し、住友不動産が13〜19日に羽田エアポートガーデンで試験的に実施して効果を検証する。施設内の飲食店や食品、雑貨など48店舗が参加しており、施設内にある「おもてなしセンター」で手続きを受け付ける。
サービスは複数の店舗で訪日客が購入した商品などを施設内で一括して免税手続きでき、海外の自宅などに配送するのが特徴だ。店舗側の省力化に加え、手ぶらで出国できることから購入額の増加、移動範囲の拡大などが期待できるという。
住友不動産は「今回の制度運用などを通じて、旅行者の利便性向上により一層取り組んでいきたい」としている。