東京国際大学と笛木醤油が商品開発 学生が新企画提案

東京国際大学(埼玉県川越市)と老舗醤油(しょうゆ)メーカーの笛木醤油(埼玉県川島町)は14日、学生のアイデアを商品開発に結びつけるための企画発表会を同大学で開いた。学生が大学で学んだことを実践する場として役立てるとともに、企業側にとっても若い感性を今後の商品企画に生かす狙いがある。
発表会は商学部の授業「ビジネスソリューション」の一環で行われた。学生は3~4人ずつ6チームに分かれ、笛木醤油が現在事業展開しているバウムクーヘンやしょうゆを観光地の川越で販売するための新商品企画をプレゼンテーション形式で発表した。
学生の提案は食べ歩きに適した「串バウムクーヘン」やパフェ、ドリンクなどを提案。独自の市場調査や川越に関するやデータ分析などを交えて商品のコンセプトを説明した。企画も見た目にも工夫を凝らした「SNS映え」する企画が目立った。
発表会に参加した笛木醤油の「12代目笛木吉五郎」こと笛木正司社長は「すべてのチームからヒントをいただいた」と語り、学生の提案を実際の商品開発に生かす考えを示した。