愛媛県、ソフトバンクと連携協定 DXの推進目指す
愛媛県は14日、ソフトバンクとデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた包括連携協定を結んだと発表した。締結式に臨んだ中村時広知事は「時代の変化や県のデジタル戦略を考えると大きな力になる実のある協定」と期待を寄せた。

働き方改革や学習支援、観光振興など幅広い分野でDXの推進を図る。例えば、観光振興では、国内外からサイクリストが集まる「瀬戸内しまなみ海道」を有する愛媛の特徴を生かし、ICT(情報通信技術)を活用した訪日客誘客の実証実験をする方針だ。相互の人材交流でデジタル人材の育成も進める。
締結式にオンラインで出席したソフトバンクの宮内謙会長は「技術の活用は産業を効率化しサービスの利便性も高められる」と強調し、「当社のノウハウや技術の活用実績を基に愛媛県のDX推進を支援していきたい」と意気込んだ。