JR四国、信用金庫協会と連携
JR四国は14日、四国地区信用金庫協会(高松市)と観光振興を目的とする協定を締結した。新型コロナウイルスで観光産業が打撃を受ける中、四国の観光地を協会に加盟する信金各社のネットワークを活用してPRする。JR四国が金融機関の団体と協定を締結するのは初めて。

14日に開催された締結式では、JR四国の半井真司会長は「コロナ禍で近隣で観光を楽しむ『マイクロツーリズム』の増加が見込まれ、四国の歴史や文化を知ってもらう絶好の機会だ」と述べた。協会の大橋和夫会長は「コロナ禍の収束が見通せないが、こうした時こそ地域の関係者の連携が必要だ」と強調した。
両者は「四国家のお宝」をキーワードに旅行ツアーなどを実験的に開催し、各地の観光地の持続性などを検証する。地域に根ざした観光資源や文化を生かした地域の活性化に力を入れる。