闘病の子ども・家族向け施設 東邦銀行が認知向上へ支援

闘病中の子どもや家族の滞在施設を運営するNPO法人「パンダハウスを育てる会」(福島市)は、子どもたちの作品展をオンラインで開くため、クラウドファンディング(CF)で運営資金を募っている。東邦銀行はCFの手数料の一部を補助し、施設の認知度向上にも努める。

同会は福島県立医科大学付属病院(同市)近くでパンダハウスを運営。小児がんなどで闘病中の子どもが外泊したり、遠来の家族がくつろいだりできる施設で、1997年の開所から延べ4万人以上が利用した。
作品展は病児を元気づけようと企画。CAMPFIRE(東京・渋谷)のサイトで200万円を目標に5月末まで資金を募る。東邦銀の働きかけもあり福島交通(福島市)は1日、路線バスの最寄りの停留所名を「パンダハウス」に変更。車内の液晶パネルで施設紹介の画像を掲載するなどして会の活動をPRする。
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