「世界の都市力」東京は7年連続3位 大阪は37位に下落

森ビル系シンクタンクの森記念財団都市戦略研究所(東京・港)が14日発表した「世界の都市総合力ランキング2022」で、東京は3位だった。順位は7年連続で変わらなかったものの、新型コロナウイルス対策の海外渡航規制が響いて前年よりもスコアを下げた。1位はロンドン、2位はニューヨーク。大阪は文化・交流分野の評価が低下し、順位を1つ落として37位となった。
ランキングは世界の主要48都市を対象に経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセスの6分野、計70指標を指数化して作成した。新型コロナの感染拡大とその対策は国際人流、企業活動、働き方、都市環境などの指標に大きく影響した。
ランキングの上位6都市は前年と同じだった。4位のパリは24年の五輪・パラリンピック開催を控えて東京を追い上げた。東京は経済分野が5位に下がり、外国人訪問者数などの文化・交流分野も4位から5位になった。研究・開発分野は4位を維持した。