アステリア、軽井沢にオフィス ワーケーションなど活用
企業向けソフトウエア開発のアステリアは14日、長野県軽井沢町にオフィスを設置すると発表した。リモートワークやワーケーションのほか、セミナーの会場などとしても活用する。投資額の一部は長野県のICT産業立地助成金でまかなう。
新オフィスの延べ床面積は380平方メートルで、訪れた人が宿泊するための施設を備える。投資額は約5億円の予定で、うち最大で3070万円を長野県が助成する。
開設当初は常勤で1人が駐在し、同社の従業員が入れ替わりで訪れて2~3日程度滞在する使い方を想定する。県内の行政機関や中小企業などを対象としたデジタル関連のセミナーも開催する計画という。

14日に長野県庁で、助成金の認定書交付式を開いた。同社の平野洋一郎社長は「自然が豊かで東京からのアクセスも良い。多様性のある人材と交流して(ビジネスを)さらに進めていければ」と意気込みを述べた。阿部守一知事は「皆さんの活動と色々な面でコラボレーションさせていただければありがたい」と期待を示した。