富山―台北 4~5月にチャーター便 コロナ禍後初
富山県の新田八朗知事は13日、富山空港と台湾の台北を結ぶチャーター便が4~5月に計18便運航されると明らかにした。中華航空が運航し、山岳観光路の立山黒部アルペンルートなどを目的に訪れる旅行客が乗る。新型コロナウイルス感染症が広がる前の2020年2月まで同社の定期便が運航されており、両地を結ぶ旅客便はコロナ禍後初となる。

4月13日から5月16日の間、18便を運航する。機材には欧州エアバスの旅客機「A321neo」(180席)を使う。今回は台北を出発して4泊5日の日程で富山を往復する旅客だけが乗り、富山から台湾に旅行に向かう客は搭乗できない。
立山黒部アルペンルートは例年、4月半ばに開通する。同ルート中、雪の壁の間をバスが走行する「雪の大谷」が見ごろとなる時期にチャーター便を設定したもよう。新田知事は「臨時便とはいえ、3年間止まっていた航空便が戻るのは(定期便復活に向けた)第一歩」と話した。