ダイニチ工業、前期税引き利益27%減 22年3月期
暖房機器メーカーのダイニチ工業が13日に発表した2022年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比27%減の10億円だった。売上高は8%減の210億円。新型コロナウイルス禍で好調だった加湿器の需要が落ち着いたほか、21年秋・冬の平均気温が高く推移し暖房機の販売も不振だった。鉄などの金属類の原材料の価格高騰も影響した。
22年3月期から「収益認識に関する会計基準」を適用しており、増減率は同基準を適用した前期決算と、以前の基準を適用した前の期の決算から算定した。
23年3月期の売上高は前期比微増の212億円、税引き利益は3%増の11億円を見込む。