広島県の旅行割、鳥取・島根の県民にも適用

広島県は13日、県民が県内を旅行する際の宿泊代を割り引くキャンペーン「やっぱ広島じゃ割」の運用方針を変えると発表した。12月31日までとしていた期間を2022年3月10日まで延ばし、鳥取県と島根県からの旅行者にも適用する。新型コロナウイルスの感染が落ち着いているとし、広島への旅行を促して観光事業者を支援する。
広島県内での宿泊代が1人あたり最大1万円、ツアー料金が最大1万5000円割り引かれる。特設サイトから対象の宿泊施設や旅行ツアーを探し直接施設や業者に連絡して予約する。
誘客対象を近隣の県民まで広げるにあたって、政府が定める「ワクチン・検査パッケージ制度」の枠組みを使う。山陰両県の旅行者の場合、ワクチンを接種したことやPCR検査での陰性証明の提示が必要。広島県民でも22年1月1日から同様の証明が求められる。広島県は調整ができ次第、岡山県や山口県、愛媛県からの旅行者も割引対象に入れたい考えだ。
鳥取県も隣接県民を対象として県内宿泊料金などの割引をする「スペシャル・ウェルカニキャンペーン」の一環で、15日から広島県民を対象にすると発表した。島根県も「再発見! あなたのしまねキャンペーン」の対象を15日から拡大する。宿泊補助は島根・鳥取県民に、広島・山口県民を追加。日帰り旅行は島根県民だけでなく、鳥取、広島、山口県民も対象とする。期間は22年1月31日宿泊・催行分まで。