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北陸3県地価、商業地下落続く 新幹線で福井駅周辺は上昇

北陸3県は21日、2021年7月1日時点の基準地価調査の結果を発表した。コロナ禍で観光集客や飲食需要の落ち込みが影響し、商業地の平均変動率は3県とも下落が続く。住宅地は下落地点が多いものの、24年春の北陸新幹線の延伸を控えた地域などで上昇地点も目立った。

石川県の商業地は1.1%下落と2年連続の下落となった。金沢市は繁華街の片町、観光地の東山などで下落が目立つ。県内最高価格地点は金沢駅前の1平方メートルあたり100万円となったが、2.9%下落した。ただ、小松市では北陸新幹線の延伸を踏まえて需要が持ち直し、上昇した地点があった。

一方、県内の住宅地は0.3%上昇と2年ぶりに上昇した。金沢市と野々市市で上昇率が拡大、かほく市、白山市などは上昇に転じた。能登は過疎化、高齢化で下落基調が続く。商業地と住宅地の地点全体に占める上昇地点は40.7%と下落地点の44.5%を下回る。

福井県の商業地は1.4%下落で、前年(1.7%下落)より下落幅が縮小した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、福井県最大の繁華街「片町」(福井市順化)や温泉街のあわら温泉などでは下落幅が広がった。

新幹線延伸を控えた再開発が進むJR福井駅(福井市)や敦賀駅(敦賀市)周辺は上昇傾向だ。ただ、芦原温泉駅(あわら市)はコロナ禍の影響が大きく、目立った上昇はない。越前たけふ駅(越前市)周辺は開発が進んでおらず、調査地点がない。調査の代表幹事で不動産鑑定士の池谷昌也氏は「再開発などの最終形が見えている地点ほど上昇している」と話す。

住宅地は1.3%下落と、こちらも前年より下落幅は縮小している。池谷氏は「国道や大型商業施設の近くなど、人気の地点はすでに高止まりしている。福井市内を中心に周辺の地域にも目が向き、上昇に転ずる地点が広がった」と話す。

富山県は商業地が0.4%、住宅地が0.5%それぞれ下落し、下げ幅は前年と同じだった。富山市は商業地、住宅地ともに上昇した。富山駅周辺の開発や、次世代型路面電車(LRT)の南北接続によって、停留場近くでのマンションや店舗需要が増えている。

商業地は富山市以外では下落が続き、商店街といった既存の商業地での下落が目立つ。高岡市は住宅地の下落率が縮小したものの、上昇地点はなかった。

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