東京都、病床使用率20%で「まん延防止」要請へ
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東京都の小池百合子知事は13日、新型コロナウイルス患者向け病床使用率が20%に達した段階で国への「まん延防止等重点措置」要請を検討すると表明した。病床使用率50%で緊急事態宣言を要請する方針だ。都の病床使用率は同日時点で15.1%となっており、1週間前(6日)の7.0%から8.1ポイント上昇している。
感染状況を評価するモニタリング会議後、記者団に明らかにした。医療体制の逼迫度を示す病床使用率を、飲食店に対する営業時間短縮の要請・命令が可能になる重点措置を要請する際の指標として重視した。
新たな変異ウイルス「オミクロン型」の流行で、都内の新規感染者も急増している。小池氏は「1都3県と連携をとりながら効果的な方法を模索する」とも話し、重点措置の要請などにあたっては、周辺自治体と足並みをそろえる姿勢も強調した。
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