パンダのシャンシャン返還、12月末に延期

東京都は13日、上野動物園(台東区)で生まれた雌のジャイアントパンダ、シャンシャン(4歳)を中国に返還する期限が12月31日に延期されたと発表した。新型コロナウイルスの影響で日中双方の専門家の渡航が困難な状況にあるため、中国側と協議し決定した。
シャンシャンは6月12日に5歳になり、双子のシャオシャオとレイレイも6月23日に1歳の誕生日を迎える。上野動物園は3頭の誕生日を記念したイベントを予定しており、小池百合子知事は「多くの世代の皆さんにシャンシャンと双子の成長を祝ってほしい」と話した。
シャンシャンの所有権は中国にあり、繁殖のため返還が予定されている。当初の返還予定は2020年12月末だったが、コロナ禍で延期され、22年6月末までに返還することになっていた。