神奈川県、電子契約の実証実験 クラウド利用
神奈川県は13日、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、クラウドサービスを利用した電子契約の実証実験を始めると発表した。県が取引事業者との間で紙の契約書を用いた正式な契約手続きを進める際、模擬的な電子契約を並行させることで、業務時間や効率性などを比較検証する。
実験では契約書のデータをクラウド上にアップロードし、電子署名やタイムスタンプの機能を使ってオンラインで契約を締結する。1月中に始めて5月末まで実施する予定で、GMOグローバルサイン・ホールディングスと弁護士ドットコムの電子契約サービスを使用する。
県によると、各部署と事業者の間で交わす契約のうち同意を得た事業者との幅広い契約が対象となる。県は2020年に専門部署を設置してDXの推進に取り組んでおり、手続きの効率化や負担軽減などを目指す。