福井駅前再開発ビル、30店舗を公募「サードプレイスに」
JR福井駅西口で建設中の再開発ビルについて、福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合などは13日、フードホールエリアの出店者約30店舗を公募すると発表した。3月10~11日に福井市内で募集説明会を開催、5月末頃までに決定する。福井県の事業者などに限り、3年ごとに一部を入れ替える。

フードホールの企画を担当する街制作室(札幌市)の国分裕正代表は「福井の人や食が輝く新たな食文化の発信拠点になれば。地域住民が毎日のように集うサードプレイスにしたい」と話した。1区画を約15~30平方メートルと小さくして賃料を抑え、売り上げに応じた歩合制を導入。内装費の一部も補助して出店しやすくする。

フードホールが入るのは福井駅西口の通称「三角地帯」に建設中の再開発ビル。米マリオットのホテルやオフィス、マンションなどになる計画で、1階の一部がフードホールだ。飲食店などは公募するが、ほかに福井の食材を集めたマーケットや地ビールを製造販売するブルワリーを置く。
再開発ビルの企画を担う森ビル都市企画の石沢滝太郎課長は「北陸新幹線が延伸する2024年3月の開業を目指したい」と話した。
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