宮城知事、処理水放出「やむを得ない」
政府が東京電力福島第1原子力発電所の処理水を2023年の「春から夏ごろ」に海に放出し始める方針を確認したことについて、宮城県の村井嘉浩知事は13日、「やむを得ない」と述べた。一方で海洋放出以外の方策を引き続き検討することや風評被害への対策を万全にとるよう政府に求めた。

福島県いわき市の内田広之市長は「現時点で『国民や関係者の理解を十分に得た』とは言えない状況」とコメントし、「時期ありきではなく、理解醸成に向け、説明責任を果たしてもらいたい」と求めた。
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