朝どれ鮮魚を空路で大阪へ JALと愛媛県今治市が実験

日本航空(JAL)は愛媛県今治市と共同で、旅客機の定期便と空港リムジンバスを使い、今治市で早朝に水揚げされた鮮魚をその日の夕方までに大阪市の飲食店へ運ぶ実証実験を始めた。
マダイやヒラメなど計10キログラムほどを発泡スチロール製の保冷容器に入れて、旅客機で運ぶ。今治市内から松山空港と、伊丹空港から大阪市内まではそれぞれリムジンバスで輸送する。
公共交通機関を活用した地元産品の販路拡大をめざす試みで、5月中に4回実施する予定。「やや輸送コストが増すが、高付加価値化を図ることができると考えている。実証実験の結果をみて今後の継続を検討したい」(日航松山支店)という。