仙台空港、韓国フェア開催 国際線再開へ旅行機運を醸成
仙台空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は13日、国際線を就航している国・地域の食品や雑貨を販売するイベント「韓国フェア」を始めた。イベントは新型コロナウイルス禍でも旅行気分を味わってもらおうと2021年冬に始めた。国際線の運航再開に向け、観光客の海外旅行への機運を高める狙いがある。
韓国フェアは9月の台湾フェアに続いて開催され、19日まで実施する。人気のインスタントラーメンや飲料の商品数を拡充し、それぞれ20種類以上用意したほか、鍋や箸などの食器やパックなどの美容品など計200種以上の商品を取り扱う。15~16日には数量限定でプルコギやヤンニョムチキンなどの韓国料理の弁当を販売する。

主催する仙台国際空港の筒井公一施設営業部長は「国際線の再開前にいま一度、韓国の良さを実感していただきたい」と話す。同空港はソウル―仙台便を20年3月から運休している。1990年に就航し、コロナ禍前の19年は週7往復と、同空港に運航していた国際線で2番目に便数が多い路線だった。
政府は11日に入国制限を緩和し、訪日観光客の個人旅行などを解禁した。同空港は免税店やチェックインカウンターの再開準備を進めているが、国際線の本格再開のめどはたっていない。10月30日に再開を予定していたタイガーエア台湾の台北―仙台便は12月12日に延期された。
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