東京・江東区、ワクチン4回目接種へ体制整備に着手
東京都江東区は12日、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種の準備を始めると発表した。区内の医療従事者と高齢者施設入所者は5月1日から、65歳以上の高齢者は6月18日から、それぞれ接種を開始できる体制を整える。
区は3回目接種の際、高齢者の接種会場と日時をあらかじめ指定した。予約時の混雑緩和につながったことから、4回目でも区内6カ所に集団接種会場を設け、割り振る予定だという。
区は3回目の接種の際、高齢者や希望者に接種済証を貼れる厚紙とクリアファイルのセットを配布し、接種済証の紛失や破損防止に役立てた。山崎孝明区長は記者会見で「3回目の接種までに効果的だった取り組みを継続し、区民が安心して接種できるよう整備を進める」と述べた。
国は4回目接種の実施の有無について結論を出していないが、実施に前向きな姿勢も見せている。厚生労働省は3月に全国の自治体に対し「2カ月前後をめど」に接種券や会場の手配をするよう通知を出している。