マルイチ産商、純利益44%減　22年3月期

食品卸のマルイチ産商が12日発表した2022年3月期の連結決算は、純利益が前の期比44%減の6億8800万円、売上高が5%増の2383億円だった。仕入れ価格や物流費などが上昇しているが、販売価格に転嫁し切れなかった。

缶詰製造を手掛ける子会社の信田缶詰（千葉県銚子市）の業績が低迷していることなどから、減損損失を計上したことも響いた。23年3月期は連結純利益が前期比60%増の11億円、連結売上高は2%増の2420億円を見込む。