南関東12月街角景気、5カ月ぶり低下 物価高騰が影響

内閣府が12日発表した2022年12月の景気ウオッチャー調査(街角景気)で、南関東(埼玉、千葉、東京、神奈川)の現状判断指数(DI、季節調整値)は48.3と前月から0.3ポイント下がった。企業経営を圧迫する物価高などを背景に、5カ月ぶりに低下した。
調査は12月25~31日に実施した。住宅販売会社からは「資材の高騰によりコストダウンが難しい」との声が上がった。職業安定所は「ここ5カ月ほどは飲食や宿泊などの求人が全体をけん引してきたが、直近2カ月で急速に落ち込んでいる」と回答した。
一方、「行動制限のないクリスマスや年末商戦で、売り上げは順調に伸びている」とする百貨店もあった。
2~3カ月後の景気を表す先行き判断DIは45.5で、前月比1.6ポイント上がった。「23年も商材の値上げが控えているため、客が価格により敏感になってくる」(スーパー)などのコメントがあった。
関連企業・業界
業界:
関連キーワード