/

中国地方の東証1部企業、2割「プライム」外に 市場再編

東京証券取引所は4月からの市場区分の再編に伴い、企業の新たな上場先を公表した。中国5県に本社を置く東証1部上場の47社を集計したところ、2割強の10社が最上位の「プライム市場」から外れる見通しとなった。プライムへの上場維持基準の達成が難しいと判断したケースが多く、業績改善などによる企業価値の向上を優先したいとする声が目立った。

東証は現在の1部、2部、ジャスダック、マザーズの4市場を、流通株式の時価総額などの基準に基づいて「プライム」、「スタンダード」、「グロース」の3つに再編する。プライム市場では流通株式比率や売買代金でボーダーラインが設けられているほか、英文での情報開示や社外取締役の充実などが求められている。

中国地方の東証1部上場企業では、コンビニエンスストアを手掛けるポプラや、はるやまホールディングスなどがプライムに次ぐスタンダード市場を選んだ。いずれもプライムへの上場維持基準のうち未達の項目があった。ポプラの担当者は「プライムの基準を達成するより、業績改善に向けた事業改革を優先したい」と話す。

東証1部に上場する地銀のうちでは、島根銀行鳥取銀行トマト銀行がそれぞれスタンダードを選択。島根銀の担当者は「株主や取引先などの構成を考慮すると、是が非でもプライム基準を達成することが取るべき道ではない」と指摘。地場の中小・零細事業者への融資や本業支援に注力することが先決だと判断した。

プライムの基準を満たさない企業でも再編後の経過措置により、基準達成に向けた計画書を東証に提出すれば当面はプライム市場に所属できる。中国地方では広島ガス戸田工業やまみなど5社が計画書を作成した。

平均売買代金の項目が未達だった広島ガスは、中長期における経営数値の目標や株主還元策などを盛り込んだ。株式流動性の向上に向けて政策保有株の見直しも順次進める方針だという。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン