東京都のオンライン発熱診療 1日600人対応、薬配送も

東京都は12日、新型コロナウイルスの重症化リスクの低い都民を対象とした「臨時オンライン発熱診療センター」を開設した。医師10人が1日当たり最大600人程度の受診に対応する。感染状況に応じて人員や診療時間を拡充する。抗原検査キットによる自己検査結果を見せることが利用条件で、結果が陽性か陰性かは問わない。
受託事業者はオンライン診療などを手掛けるMRTとコールドクター(東京・渋谷)。医師が解熱剤やせき止めなどを処方する場合、患者が受け取る薬局を選べる。一部の薬局は薬の配送に対応する。
都担当者は「インフルエンザとの同時流行により想定を超える規模の患者が出る可能性がある。年末年始でも発熱症状などのある人が医療を受けられる体制をつくっていくことが必要だ」と話した。
年末年始を含む土日祝日も都のサイトを通じて受診可能だ。当面の診療時間は午前9時から翌日午前0時まで。
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