長野県飯綱町、凸版印刷と連携協定 ICTで地域活性化

長野県飯綱町は12日、凸版印刷とICT(情報通信技術)などを活用した地域活性化に向けた包括連携協定を結んだ。連携事項は全9項目で、産業・農業の振興や教育の充実、住民サービスの向上などを目指す。同日開いた締結式で、峯村勝盛町長は「デジタル技術を使った街づくりで住民の暮らしを豊かにしたい」と話した。
凸版印刷は20年に、町内の廃校を再活用した複合施設「いいづなコネクト EAST」の中にシステム開発拠点を設立した。22年6月からは眼鏡型端末「スマートグラス」を使った買い物支援サービスの実証実験にも取り組んでいる。常務執行役員の吉本晋二氏は連携を通じて「現場でしか分からない、地域が抱える課題を発見したい」と話した。