秋田キャッスルホテル、食物繊維豊富なパンを共同開発
秋田県を代表する老舗ホテル、秋田キャッスルホテル(秋田市)はサノ・ホールディングス(HD)と連携して2種類のパンの新商品を開発、21日に発売する。全粒粉やもち麦など食物繊維が豊富な食材を使った。手軽に摂取し、食生活の改善に役立てたいニーズを取り込む。

「食物繊維たっぷりパンシリーズ」として開発したのは2種類。「全粒粉のヘルシーブレッド」は香ばしい香りと食感を楽しめる食パンタイプで1個480円。1食分で成人女性が1日に目標とする食物繊維の3分の1ほどを摂取できる。「食物繊維たっぷりもち麦ロール」は、もち麦が含む水溶性の食物繊維「β―グルカン」を摂取できる。2個入りで180円。

秋田県総合食品研究センターが協力し、2021年11月から開発してきた。サノHDは県内を中心に事業展開し、薬局チェーンのサノ・ファーマシー、医薬品や医療機器、工業薬品卸を手掛けるサノ(ともに秋田市)などを傘下に持つ。