東北の22年12月の街角景気、2カ月連続低下
内閣府が12日発表した2022年12月の景気ウオッチャー調査(街角景気)で、東北6県の現状判断指数(DI、季節調整値)は前月比1.3ポイント低下し、42.0だった。低下は2カ月連続。2~3カ月先の見通しを聞いた先行き判断DIは44.8で前月を4.6ポイント上回った。4カ月ぶりに前月を上回ったが、調査を担当した東北活性化研究センターは「人流の活発化への期待がある一方、景気停滞への懸念も強い」としている。
12月の状況については「新型コロナウイルスの感染者数増よりも、物価上昇による購買意欲の低下が大きい」(百貨店)との指摘があった。一方で輸送用機械器具メーカーは先行きについて「取引先の来期の設備投資が上向きになる見込みが出てきている」との見方を示した。
DIは景気が「良い」と答えた事業者から「悪い」と答えた事業者の割合を引いて算出する。50を超えると景気が良い方向にあることを示す。調査は12月25~31日に実施し、172人が回答した。
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