地中熱でバナナ栽培 福島・広野町、燃料費を4割削減
東北6県 気になる現場
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福島県広野町がバナナの栽培に挑んでいる。産業技術総合研究所と連携し、ビニールハウスの暖房に地中熱を導入。ボイラーの燃料費を最大約4割削減するなど成果が出始めた。特産品化による観光誘客のほか、再生可能エネルギーの活用例として視察を受け入れ、交流人口拡大も狙う。
同県沿岸南部に位置する広野町は「東北に春を告げるまち」を自称する、冬でも比較的温暖な気候が特徴で、2011年の東日本大震災以前からミカンを...
東日本大震災から12年となった被災地。インフラ整備や原発、防災、そして地域に生きる人々の現在とこれからをテーマにした記事をお届けします。