ライオンズ・レッズが埼玉知事訪問「県全体盛り上げて」

プロ野球の埼玉西武ライオンズとプロサッカーのJリーグ・WEリーグの浦和レッズが11日、埼玉県の大野元裕知事を相次いで訪問した。新型コロナウイルスの影響で、ここ2年ほどは両者とも本拠地のスタジアムで入場者数を制限するなど、経営環境は厳しい。大野知事は「埼玉県全体を盛り上げてほしい」と激励した。
ライオンズは奥村剛社長ら球団幹部が来シーズンに向けた準備状況を大野知事に説明。地元埼玉のカタログ通販大手、ベルーナが西武ドームの命名権(ネーミングライツ)を取得し、名称が「ベルーナドーム」になることや、県の彩の国みどりの基金に計238万円を寄付したことも報告した。奥村社長は「若手とベテランがうまくかみ合い、いいスタートを迎えられると思う」と優勝に意欲を示した。

一方、レッズの立花洋一社長はレッズの天皇杯制覇に続き、女子サッカーのレッズレディースが皇后杯で優勝したことを報告した。大野知事は「素晴らしい報告をいただいた。コロナ禍だからこそ夢を与えてくれるクラブだ」と、リーグ戦での優勝に期待を示した。