三井不動産など、神宮外苑イチョウ並木の根を調査

東京・神宮外苑の再開発を担う三井不動産など4事業者は11日、聖徳記念絵画館前の景観をつくるイチョウ並木の根の状況を調査し始めた。再開発事業では新たな野球場を秩父宮ラグビー場がある場所に建てる計画で、隣接するイチョウの保全のための設計・施工方法などを精査する。調査は20日ごろまで実施し、結果は春以降の東京都環境影響評価審議会に報告する。
調査は4列のイチョウ並木のうち西側の1列が対象。調査会社に委託して専門の樹木医らが実施する。植栽エリア前の歩道の縁石から周辺施設側に向かって約6.5メートルの地点計10カ所を掘削して調べる。
深さ約1メートル、奥行き約1メートル、幅約1.5メートル以上の穴を手掘りし、断面を見て生育に重要な根の有無などを判断する。
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