静岡知事「県選出国会議員と連携」 参院選受け

静岡県の川勝平太知事は11日の記者会見で、参院選静岡選挙区で当選した自民党の若林洋平氏、無所属の平山佐知子氏について「県選出国会議員と常に連携していきたい」と述べた。一方、選挙戦を通じてリニア中央新幹線の静岡工区問題やエネルギーなどのテーマに関しては「論戦が低調だった」と指摘した。
今後、憲法改正を含む安全保障や物価高への対応など経済政策の議論を進める必要性も強調した。安倍晋三元首相の銃撃事件に関しては「選挙に勝ち悲願とされていた憲法改正など、最有力派閥の長としてやることに満を持されていたと思うが無念の極みに違いない。ご冥福をお祈り申し上げたい」と語った。
記者会見では節電への協力も県民に呼びかけた。家庭には熱中症に注意しつつエアコンの室温の目安を28度にするよう求め、オフィスはパソコンなどを省エネモードにしたり、クールビズを導入したりするよう促した。