日銀、北陸3県の景気判断据え置き「明暗入り交じる」
日銀金沢支店は11日に発表した11月の金融経済月報で、北陸3県の景気について「基調としては持ち直している」と全体判断を据え置いた。個人消費や生産など主要項目の判断も変えなかった。原材料やエネルギー価格の上昇の影響があるが、吉浜久悦支店長は「大きな改善の流れの中に明暗が入り交じる状態」と話した。

個人消費の判断は「引き続き持ち直しの動きがみられている」とした。全国旅行支援の下支えによる観光地のにぎわい、戻りつつあるインバンド消費など明るい材料が出てきた。
生産は「持ち直しの動きが一服している」との判断だ。設備投資需要に支えられた生産用機械は増加している。一方、住宅用サッシなど金属製品は持ち直しの動きが一服している。
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