東京・港区、低速小型電動車で実証実験 観光客や高齢者に

東京都港区は12日から、低速小型電動車「グリーンスローモビリティ」の運行実証実験をする。区内2エリアで、利用者の要望に応じたルートを走るデマンド型と定時定路線型を検証する。期間は12月6日まで。都心部の交通の課題解決につながるかどうかを検証する。
実験に使う車両は2台で、客は1台に3人まで乗れる。実験での乗車は無料で、事前に予約する。利用目的や実用化した場合の料金設定などについてアンケート調査に協力してもらう。
浜松町・竹芝エリアではビジネスや観光利用を想定し、デマンド型で22日まで運行する。運行時間は午前10時から午後4時まで。予約は専用アプリを使って乗車7日前から15分まで受け付ける。乗降場所はJR浜松町駅前など6カ所を指定できる。
高輪・白金・白金台エリアでは高齢者の利用を想定し、定時定路線型で24日から運行する。1日12便の体験プランを用意した。予約は専用ウェブサイトや電話で14日まで受け付ける。期間中に3便まで予約できる。
同区は国土交通省の2021年度のグリーンスローモビリティ実証調査支援事業で実証調査地域として選ばれている。
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