伊予銀行、本社ビル建て替えへ 新棟に本部機能など集約

伊予銀行は10日、老朽化に伴い松山市の本社ビルを建て替えると発表した。1952年竣工の本館など3棟を解体し、跡地に新本館と新南館の2棟を建設する。市内に点在しているグループ会社や本部機能の一部を集約して業務の効率を高める。
まず2023年夏から新南館の建設に着手し、25年の竣工を予定する。建設期間中の本部機能は、湊町支店など松山市内の同行所有の物件に22年冬から順次移転する。新本館の建設は26年夏に着手し、29年春から営業を始める。
新本館は地上13階、地下1階建てで延べ床面積は約3万平方メートル、新南館は地上10階で延べ床面積は約1万3000平方メートル。老朽化した本社ビルを建て替えて耐震性能や防災機能も強化する。
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