広島の県民割、G7サミット期間は対象外に 6月まで延長
広島県は10日、全国旅行支援の広島県版「やっぱ広島じゃ割」を6月30日まで延長すると発表した。ただ5月に広島市で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)の期間は補助の対象外とする。サミット関係者の宿泊場所を確保するため。

広島の県民割の対象期間は3月31日までだったが、事業予算に余裕があるため6月30日まで延長する。このうちゴールデンウイークや5月19〜21日の広島サミットを含む4月29日〜5月24日は補助の対象から除く。広島サミットには国内外から外交団や報道機関が集まる。広島市内のホテルの多くは一般客の宿泊予約を受け付けていない。
県民割は全国の都道府県民が対象で、最大で旅費の20%を補助する。予算を消化した場合は6月30日よりも早く事業を終える。
市内ではサミット期間中、大規模な警備や交通規制が敷かれる。世界遺産の厳島神社がある宮島(廿日市市)の訪問も島民らに限られるため、観光業は休業状態になりそうだ。

G7サミット(主要7カ国首脳会議)が2023年5月19~21日に広島市で開催。会議の議題や各国首脳の動きなど最新ニュースをまとめました。